バイクを高く売りたいと思ったら査定員と交渉をして買取価格を上げてもらう必要があります。
買取業者も安くバイクを買取をしたいので、言われるがままの査定額で売ってしまうと後悔してしまうことになります。
本当は30万円で売れるはずのバイクを20万円で売ってしまったら10万円の損です。
なので、査定員と交渉して少しでも高く売れるようにしていかないといけません。
交渉が苦手な人でも今まで大事にしていた愛車を「高く売りたい」という気持ちさえあれば頑張れます。
私も、初めてバイクを売ったときは散々な結果です…
そもそも交渉が必要だなんて思ってもいませんでした。
その後は、査定員としっかり話すようにして買取価格を上げてもらえるようになりました。
このような経験から査定のときに必要な交渉のテクニックを解説していきたいとおもいます。
- バイク売却の交渉テクニック
- 交渉する時の注意点
交渉すれば高価買取になるの?
交渉すれば高価買取になるというよりかは、交渉しないと相場より安く買取されてしまう可能性があります。
どの買取業者も安く買って高く売りたいので、なるべく最低額でバイクを持ち帰りたいのです。
なので査定後に言われる最初の価格は驚くほど安くて、その価格で売ってしまうとかなり損をしてしまうことになります。
最初は40万円で買取しますなんて言っていたのに、交渉したら最終的に50万円になることだってあります。
もちろん、最初から限界に近い価格を提示してくれる業者もいるかもしれないですけど、ほとんどないと思ってください。
なので、バイクを高く売りたいなら買取価格を上げてもらえるように交渉をしましょう。
交渉とか苦手でも大丈夫ですか?
普通に会話ができれば大丈夫です。
交渉なんて聞くと難しく感じてしまいますけど、本気で高く売りたいという気持ちさえあれば自然と会話ができます。
買取の流れもほとんど同じなので、事前に聞かれそうなことの回答や話したいことを用意しておけばいいだけです。
とはいえ、本当に人と話すのが苦手な人だと、ちょっと難しいかもしれないで、諦めるしかないかもしれません。
簡単な交渉で査定額が上がると思えばできるはずです。頑張ってみましょう。
バイクを高く買取してもらうための11つの交渉テクニック
- つねに冷静な対応をする
- 他の買取業者と比較する
- 同時査定(相見積もり)をする
- 事故歴や故障箇所は正直に話す
- 本気で売りたいという意思を見せる
- プラスになる材料は積極的にアピール
- 今後も売る可能性があることを伝える
- 即決しないでさらにもうひと粘りする
- 査定をしやすいように準備をしておく
- 一括査定を利用してみる
- 情にうったえる
このようなことを意識して査定員さんと会話をして、価格の交渉をしてください。
では、それぞれ解説していきます。
つねに冷静な対応をする
査定をしてもらう時は、つねに冷静な対応をしてください。感情的になると良くない結果になります。
よくある失敗例として最初に提示してくる査定額が安くて怒ってしまい、まともに交渉ができなくなってしまうことです。
- 査定をしてもらう
- 査定額が安い
- 買取を断る
- 査定額を上げてくれる
- 最初の査定額に疑問を感じる
- 騙されていると思い怒る
このようなパターンがよくあります。
査定員も最初から最高額は言ってこないので、「最初に提示してくる査定は安い」ということを覚えておけば問題はないです。
怒ってしまうと正しい判断ができなくなり、交渉が難しくなってしまいます。
査定中はつねに冷静で感情的にはならないようにして交渉をしてください。
他の買取業者と比較する
まず1番大事なのがいろいろな買取業者に査定してもらい自分のバイクがいくらくらいで売れそうなのか、どこの業者が高く買取してくれるのかを知るのが重要です。
他社の査定額というのは交渉するのに十分に効果がある情報となり、買取業者も他の業者に売られるくらいなら少し高くなっても買取をしたいもんです。
なので、他社の査定額を言うと、それ以上で買取してくれることもあります。
こんなふうに言ってみると、うまくいきます。
実際に何社も査定してもらうのは面倒ですし、最初の買取業者の場合だと他社と比較する情報がないので、そんな時はバイク王の無料お試し査定を利用してみてください。
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無料お試し査定の価格で売れることはあまりないですけど、この価格を基準に交渉してみるのもアリです。
バイクを売るときは2〜3社くらいに査定してもらい納得する買取価格になるように交渉してみてください。
関連記事>>>【徹底比較】バイクを売るならどこがいい?【高額査定になる買取業者6選】
同時査定(相見積もり)をする
バイクを高く売りたいなら他社と比較するのが重要なんですが、面倒に感じるのであれば同時査定という方法もあります。
やり方は複数の買取業者を同じ日の同じ時間に呼んで査定してもらいます。
そうすると買取業者同士が査定額を競ってくれるので、自動的に最高額までいくことができます。
いっけんメリットばかりのような同時査定ですけど、デメリットもあります。
買取業者同士が談合をしてしまうと安く買取されてしまうこともありますし、必ず売却しないといけない雰囲気にもなるので、納得いかない査定額でも断ることが難しくなってしまいます。
うまくいけば出張買取業者を利用した1番高く売れる方法でもあるので、是非チャレンジしてみてください。
事故歴や故障箇所は正直に話す
立ちゴケをしてキズがついてしまったり、故障している箇所があれば、隠さないで素直に話してください。
下手に隠そうとしたり、知らないふりをすれば、他にもなにか異常な箇所があるのではないかと怪しまれてしまい査定額を下げられてしまいます。
- 何回くらい立ちゴケしたのか
- どんな乗り方をしていたのか
- 事故をしたことはあるのか
- メンテナンスの頻度
このようなことを話しながら、バイクの状態を説明してあげれば査定員の手間も減り好印象となります。
故障箇所などを正直に話してしまうと査定額を下げられてしまいそうですけど、どのみちプロの人が見ればバレます。
査定員は所有者の人柄も見ているので隠そうとして怪しまれるより、うまくコミュニケーションをとりながらバイクも所有者も信用してもらいましょう。
本気で売りたいという意思を見せる
他社と比較するためだけや、とりあえず買取価格がどのくらいか知りたいだけだと査定額は上がりにくいです。
査定員も売る気がない雰囲気を感じとってしまい適当に対応されてしまいます。
なので他社と比較する予定であっても納得する査定額になれば売りたいという気持ちで話してください。
本気で売りたい気持ちが伝われば交渉もしやすくなりますし、買取業者も積極的に話しを進めてくれます。
バイクを売る時は気持ちの整理をしっかりして、「高く買取してくれるなら売りたい」という気持ちで交渉してください。
プラスになる材料は積極的にアピール
消耗品を交換した時期やメンテナンス歴などのバイクにとって良い情報はアピールしていきましょう。
バイクがしっかりメンテナンスしてあって、消耗品の交換がしてあることを話せば査定額を上げてもらえる可能性はあります。
メンテナンスノートや消耗品を交換したときの明細書などが残っていれば、信じてもらいやすいので、あれば用意しておいてください。
- 最近タイヤ交換をした
- チェーンの交換もした
- オイル交換は3000kmごと
- 屋根付きの場所で保管している
- 定期的にバイクを動かしている
このようなことを話してバイクの状態が良いことをアピールしてしてください。
ささいなことでもバイクを大事にあつかっていたことを説明して交渉しましょう。
今後も売る可能性があることを伝える
バイクを2台所有していたり、友人がバイクを売ろうとしているなどの情報があれば、また次回も買取をお願いする可能性があることを話してください。
買取業者も無理やり安く買取して、悪い評判やイメージをもたれても困ります。
誰だって安い買取価格で評判が悪い業者になんかにバイクを売りたくないですよね?
- 「高く買取してくれるなら次回もお願いしたいです」
- 「もう1台バイクを持っていて、それも売る予定です」
- 「友人もバイクを売りたいみたいなので紹介します」
こんな感じで言ってみると価格の交渉がしやすいです。
嘘はよくないですけど、本当に他の売りたいバイクがあったり、友人が放置してぜんぜん乗ってないバイクなどがあれば、紹介することを理由に査定額を上げてもらいましょう。
即決しないでさらにもうひと粘りする
査定して交渉も後半戦になってくると限界に近い価格を提示してきますけど、もうひと踏ん張り頑張ってみましょう。
最後のダメ押し感はありますけど、うまくいけば2万円くらい査定額がアップします。
「今、即決してもらえば50万円で買取します。もうこれで限界です」
なんて査定員に言われてますけど、このように返してみてください。
「52万円なら即決します。本当にです」
さすがに限界に近い価格から5万円ほど査定額を上げるのは難しいですけど、1〜2万円くらいなら上げてくれる可能性はあるので、その場の雰囲気や相場価格を考えて交渉してください。
一声かけて1万円でも査定額があがれば儲けもんです。最後に頑張って、もうひと押ししてみましょう。
しっかりと準備をしておく
必要書類などはしっかりと用意をして、査定をしやすいようにしておくのも大事です。
しっかりと準備をしているということは、本気で売却をしようとしていると思われて、査定員も協力的になってくれます。
売却に必要な書類などはクリアファイルに入れておいてスグに渡せるようにしておいたり、査定をしやすいように明るくて広い場所にバイクを置いておくのも好印象です。
メンテナンス歴やキズの原因、どのような保管をしていたのかなどの査定員に伝えたいことをメモ程度でもいいので用意しておくだけでも、査定の時に迷わず説明できるので安心です。
このような細かいように思えることでも、やっておけば査定員も期待にこたえてくれます。
査定前には、しっかりと準備をして本気で売却するつもりであることをアピールしてください。
一括査定を利用する
複数社の査定額を知ることができる一括査定を利用するのも効果的です。
一括査定はサイトにいって、バイクの情報や個人情報を入力すると複数社に連絡がいき、だいたいの査定額を教えてもらうことができ、査定の申し込みをすることができます。
なので、高い査定額を提示してくれる業者に買取依頼をすれば高額査定になるという仕組みです。
一括査定を利用していることは他の買取業者も知っているので安い査定額では他社に買取されてしまうと思って高額査定になりやすいです。
とはいえ、デメリットも多くあり、特に困るのが電話がハンパなくかかってきます。
一括査定は便利で高額査定にもなりやすいですけど、利用する時はデメリットも理解しておきましょう。
情にうったえる
高く売却したい理由を正直に話してしまい、本気でお金に困っているアピールをしてください。
ただなんとなく「高く売却できたらいいな」くらいの感覚だと必死な感じが伝わりません。
- まとまったお金が必要なんです
- 乗り換えのための予算が…
- 生活が苦しいんですよ
査定員も人間なので「なんとかしてあげたい」という気持ちになってくれるかもしれないですし、高い査定額を提示しないと買取ができない可能性があることもアピールできます。
査定員に情でうったえかけることも高額査定を引き出すコツです。
交渉する時の注意点
高額査定にするなら交渉は必須なんですけど、注意したいポイントがあるので解説をしておきます。
自分から希望価格は言わない
なんとなく自分の感で希望価格は言わないでください。
上記で書いたように他社の査定額なら言っても問題ないですけど、「なんとなく」はダメです。
本当だったらもっと高く売れるはずのなのに、低い希望価格を言ってしまうと、その価格を基準に話しを進められてしまいます。
例えば30万円で売れるはずなのに、希望価格を25万円と言ってしまった時に会話はこんなイメージです。
- 査定員「希望の金額とかありますか?」
- 所有者「25万円くらいなら売りたいです」
- 査定員「25万円は厳しいですね」
- 所有者「やっぱり無理ですか…」
- 査定員「本当は20万円なんですけど、なんとか頑張って23万円で買取しますよ」
- 所有者「えっ!本当ですか、ありがとうございます」
このような会話になってしまい、結果として7万円ほど損してしまうこともあります。
ある程度の相場価格や他社の査定額があるなら言ってしまった方がいいこともありますが、なんとなく自分の感で希望価格は言わないようにしてください。
騙されないようにする
交渉も後半戦になってくると査定員が次のようなことを言ってきます。
「このバイクの査定額は30万円で限界です。ですが、本日中に売却をしてくれるなら32万円で買取します。これは今日限りの価格なので次回は無理です」
売却をせかすためにこのようなことを言ってきますけど、焦って間違った判断をしないように注意してください。
この言葉を言われると、どうしても「今売らないと損をしてしまう」という心理状態になって売却をしてしまいます。
そして、だいたい次回も32万円で買取してくれます。
もちろん納得のいく価格なのであれば売却するのは問題ないですけど、本当にその査定額で売却していいのか冷静に考えてから決断してください。
時間に余裕をもち長期戦の覚悟する
交渉は時間がかかってしまうので、時間に余裕がある時に査定をしてもらってください。
時間に余裕がないと、焦りから査定額が安くても妥協して売却しまうことがあるので、最低でも2時間は確保しておきたいところです。
売却後に友人と遊ぶ約束をしていたり、仕事があれば遅刻をしてしまい迷惑をかけてしまいます。
そうなると遅刻をしないように焦ってしまい正しい判断ができなくなって納得いかない査定額でも売却してしまいます。
査定員も売却主がソワソワしていたらチャンスといわんばかりに、うまく丸め込んでこようとしてきます。
バイクを高く売るのは時間がかかるので、長期戦を覚悟しておきましょう。
交渉とか苦手なんだけど、大丈夫かな?
どんなことを査定員に言えばいいの?