クラッチワイヤーの寿命ってどのくらいなんだろう?
交換してみたいけど自分で出来るかな?
今回はこんな疑問に答えます。
クラッチワイヤーが切れると走行できなくなるトラブルなのでしっかり対策しておきましょう。
クラッチワイヤーの交換時期
クラッチワイヤーは一般的に、何千km、何万kmで交換、何年で交換と言われることがあまりありません。私の経験からすると、20000km位で交換しておけば問題ないでしょう。
なので、切れる前に交換する。これが正解だと思ってます。
クラッチワイヤーが切れる原因
ほつれ
強い力が加わる
ワイヤーの切れる原因のほとんどがサビです。サビが発生するとそこから劣化がはじまりほつれていきます。そこに強い力が加わると切れてしまいます。このパターンがよくある原因だと思われます。
なので雨などで濡れてしまうワイヤーの両端の露出部分が切れやすいところになります。中間が切れる事はあまりないです。
他にもケーブルの無理な取り回しで負荷をかけてしまったり。ケーブルがどこかと接触して、こすれてほつれることもあります。
切れる前に前兆がある
クラッチレバーの遊びが大きくなる
クラッチ操作が重くなる
ギアの入りが悪くなる
クラッチがしっかりとキレてないのでワイヤーがほつれているか伸びている可能性があるので確認しましょう。
クラッチレバーの遊びが大きくなる
これもギアの入りが悪くなると似たようなもので、ほつれか伸びが原因の場合があります。
普段から遊びの調整をして異変に気づきやすい状態を作っておきましょう。
クラッチ操作が重くなる
この状態はワイヤーにサビが発生してたりレバー周りのメンテナンス不足です。バイクを雨ざらしで置かれてたり、しばらく乗ってなかったりするとこの症状が起きやすいです。
メンテナンスついでにワイヤーの状態を確認しましょう。
クラッチワイヤーのメンテナンス
ワイヤーに注油すればいいだけなので簡単にできます。ワイヤーと被覆の間に注油が難しければワイヤーインジェクターを使いましょう。
定期的に注油してメンテナンスすれば、切れる事もあまりないですし、異変にも気づきやすいです。
クラッチワイヤー交換方法
今回はD-TRACKERを使用して説明してますが、どのバイクもだいたい似たような作業になるので参考にしてください。
使用する工具はモンキーとラチェットレンチ。
アジャスターのストッパーを緩めてアジャスターをレバー側に入れていきます。硬くて手で回らないようならプライヤーを使って緩めます。
アジャスター、ストッパー、レバーの溝を合わせてワイヤーが取り出せるようにします。
レバーを止めてるピポットボルトをはずします。下にナットがついてるのでボルトをモンキーで固定して、ナットをラチェットで緩めます。
この状態になればワイヤーの先端(タイコ)が引っかかってるだけなので簡単にとれます。
次はクランクケース側をはずしていきます。 こちらはタイコが引っかかってるだけなので簡単に取れます。
両側が外れた状態になったので、ワイヤーの通り道を確認しながら外していきましょう。
これでいままで使っていた古いワイヤーが取れた状態になります。あとは逆の手順で新しいワイヤーを取り付けていけば大丈夫です。
ハンドルまわりの配線がゴチャゴチャしている場所は、必ずいままで通していた場所に通しましょう。適当にやるとハンドルがきれなくなったりしますので注意しましょう。
今回、新品のクラッチワイヤーはわかりやすく青色にしました。
最後にレバーの遊び、半クラの位置を調整します。ハンドルがスムーズにきれるのかも確認しましょう。問題がなければ完成です。
今回クラッチワイヤーを交換した理由
このD-TRACKERは普段通勤で使用しているバイクなんですが、日に日にレバーの遊びが大きくなっていくのでおかしいなと思い確認しました。
予想どおりでしたがワイヤーがほつれてましたね。
影でわかりずらい画像でごめんなさい。切れる寸前ぐらいでした。
あわててamazonで購入しましたよ。
まとめ
クラッチワイヤーの交換時期は切れそうになったらで大丈夫です。心配なら早めに交換しておきましょう。予備で一本持ってるだけでも安心感がだいぶちがいます。
日々のメンテナンスと、切れる前兆を見逃さなければ突然切れることはあまりありません。
交換作業はとても簡単ですし、必要な工具も少ないので自分でやってしまいましょう。
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