バイクに乗っていれば他のバイクが気になったり、走行距離が増えてくれば寿命の心配などで乗り換えを検討することもあります。
結論から言うと新しいバイクが欲しいなら今スグにでも乗り換えて大丈夫です。
ですが、今 乗っているバイクに愛着があるけど手放すか迷っているのであれば状況に合わせてベストなタイミングを見つける必要があります。
この記事を読んでいただければ、ベストなタイミングで乗り換えることができて、金銭的なダメージをおさえることができます。
バイクの乗り換えは、お金に余裕があればいくらでもできますけど、なるべく賢くお得に乗り換えしたい人かほとんどだと思います。
バイクを長く楽しむためには、乗り換えは避けて通れない道なので、損をしないようにベストなタイミングを知っておきましょう。
- バイクを乗り換えるタイミング
- 乗り換えは早めがいい理由
- バイクを賢く乗り換える手順
バイクを乗り換えるタイミング
バイクを乗り換えるなら次のようなタイミングがオススメです。
- 新しいバイクが欲しい
- バイクの寿命が近い
- そろそろ車検が切れる
- 消耗品の交換が多くなる
- 今のバイクに飽きてきた
- 金銭的につらくなってきた
- 税金の支払いが発生する前
- 使用用途が変わった
このようなタイミングであれば金銭的なダメージも少なく、乗り換えの予定がたてやすくなります。
乗り換えるということは、今乗っているバイクを売却すということにもなるので、手放す決心がつかないと中途半端なタイミングになって損をしまうことだってあります。
なので、まずは自分がどのような状態の気持ちなのかを判断することもスムーズな乗り換えをするには重要なポイントになります。
- 他に気になるバイクがあり、乗り換えをしたい
- 今のバイクに乗り続けていいのか心配している
乗り換えを検討している人は、大きく分けるとこんな感じになります。
自分の気持ちに正直になれば、賢くお得に乗り換えることができるので、この記事を参考にベストなタイミングを見つけてください。
では、それぞれ解説していきます。
新しいバイクが欲しい
他に気になるバイクがあり、乗り換えを検討しているなら今スグに行動しても大丈夫です。
この場合に限り、ベストなタイミングとかは、そこまで難しいことは考えないようにしましょう。
どうしても他のバイクのことが気になりだすと、今 乗っているバイクに愛着がわかなくなってしまい雑に扱ってしまったりしまいます。
「いずれ売却するバイク」だと思っているとメンテナンスもおろそかになり、バイクカバーをしっかりかけないで保管をしてしまうことだってあります。
もちろん、この後に紹介するタイミングと合わせて検討はしてもらいたいですけど、気になりだしたら止まらないのがバイク乗りです。
バイクへの愛着が薄れて買取価格を下げて損をしてしまうくらいなら、スグに乗り換えてしまいましょう。
その方が充実したバイクライフをすごせます。
バイクの寿命が近い
バイクには明確な寿命があるわけではないですけど、ある程度の走行距離になれば故障しやすくなったり、エンジンが動かなくなることもあります。
一般的にバイクの寿命は次のように言われています。
- 125cc : 5万km
- 250cc : 5〜8万km
- 400cc : 7〜10万km
- 大型 : 10万km
ツーリングしている時に故障したりすればレッカー移動でお金もかかるし、楽しい思い出も台無しです。
バイクは故障をしても修理をしていけば寿命はいくらでも伸ばすことはできますけど、走行距離が増えてくれば、確実に故障もしやすくなるし、修理費用もかかってきます。
それなら新しいバイクに乗り換えて安全で手間の少ない方が突然のトラブルの心配はなくなります。
修理をする回数が多くなってきたりすれば寿命が近くなってきているのかもしれないので、乗り換えを検討したほうがよさそうです。
関連記事>>>バイクの走行距離と寿命を解説【買い替えの目安は3万km以下】
そろそろ車検が切れる
車検前は乗り換えるのに、かなりベストなタイミングとなるので、そろそろ車検が切れそうなのであれば、乗り換える気はなくても1度は検討してみたいところです。
あたりまえですけど、車検はお金がかかるイベントなので車検後にスグに乗り換えたくなると損をしてしまうことになります。
車検前でも後でも、買取価格はそこまで大きく変わることはないので、ほぼ確実に車検の費用は無駄となってしまいます。
それなら車検の費用を新しいバイクの購入資金にしたほうがお得です。
車検だからといって絶対に乗り換える必要はないですけど、車検の費用や今のバイク状態なども合わせて検討はしたいタイミングとなります。
関連記事>>>【査定額に影響なし】車検切れバイクの売却方法【高価買取も可能】
消耗品の交換が多くなる
「バイクの寿命」に近い話にもなりますけど、走行距離が増えてくれば交換しなければいけないパーツも増えてきます。
- オイル
- タイヤ
- プラグ
- チェーン
- スプロケット
- ブレーキパッド
- ディスクローター
- ブレーキフルード
などなど…
しかも、なぜか同時に襲ってくるので、毎月なにかしら交換しないといけないメンテナンス地獄が訪れます。
- 「今月はタイヤを交換しないと…」
- 「来月はチェーンも交換しないと…」
- 「えっ!スプロケも交換しないとダメ…」
- 「あっ!ブレーキパッドも減っている…」
あれこれやっていると10万円くらいは軽く超えてきます。
新車に乗り換えれば、全部新品になりますし、中古バイクでもしっかりと整備してくれてる販売店であれば危険な状態の消耗品は交換されています。
もちろん乗り換えた方がお金はかかりますけど、消耗品の交換後に乗り換えたくなると、これもまた無駄な出費となってしまい損をします。
消耗品の交換が多くなりそうなら乗り換えの時期かもしれないので検討してみてください。
今のバイクに飽きてきた
今 乗ってるバイクに飽きているなら、別ジャンルのバイクに乗り換えてみてください。
今のバイクがスーパースポーツならオフ車に乗り換えてみたり、アメリカンからより快適さを求めてビッグスクーターに乗り換えてみたりするのも楽しいです。
また新しいバイクの楽しみ方を発見することができます。
ここでポイントとなるのが、無理して同じバイクに乗り続けて、そのままバイク自体に飽きてしまって放置してしまうことが1番損をしてしまうからです。
もうすでにバイクに飽きてしまっているなら無理して乗り換える必要はないですけど、乗り換えることによってバイクへの興味が復活することはよくあることです。
今 乗ってるバイクに飽きているなら、別ジャンルに乗り換えて新たな楽しみ方を見つけましょう。
関連記事>>>【デメリットのみ】バイクは放置するとどうなる?【結論→損するだけ】
金銭的につらくなってきた
バイクはお金のかかる趣味なので、金銭的に辛いと感じることは、よくあることです。
なので、維持費を安くできるバイクに乗り換える事をオススメします。
- 1000ccから250cc
- 400ccから250cc
- 250ccから125cc
排気量が小さくなれば維持費も安くなります。
特に車検のあるなしや、任意保険の料金は維持費に大きく影響します。
小排気量がつまらないと思うなら、頑張って維持していくしかないですけど、金銭的に苦労しながらバイクに乗るのも苦痛なもんです。
お金に余裕ができたら、また好きなバイクを買えばいいだけなので、一時的に維持費を安くできるバイクに乗ってみましょう。
関連記事>>>【後悔】大型バイクに乗らなくなる5つの理由【乗り換えがオススメ】
税金の支払いが発生する前
バイクは毎年、軽自動車税というものを払わないといけません。
この軽自動車税は4月1日の所有者に支払いの義務が発生するので、2月か3月は乗り換えのベストなタイミングとなります。
軽自動車税はそこまで高くはないですけど、乗り換えを検討しているなら無駄な出費であることにはかわりないです。
そして3月あたりはバイクが高く売れる時期とも言われています。
暖かくなるとバイクに乗りたくなる人が多くなり、販売台数も増えてくるので、その前に買取業者も多くのバイクを確保したい時期になります。
3月に売却すれば軽自動車税を払わなくてもよくなるし、高価買取も期待できる時期なので、乗り換えにはベストなタイミングです。
使用用途が変わった
バイクは使用用途に合わせて選ぶ事が重要です。
なので、生活環境の変化や遊び方が変われば乗り換えも検討したいところです。
バイクは趣味で週末だけ楽しんでいたけど、転職や引っ越しなどをきっかけに通勤にも使用するようになることもあります。
通勤で大型バイクや前傾姿勢のバイクだと疲れるので、軽くて取り回しやすく燃費の良い250ccくらいのバイクに乗り換えたりするのもオススメです。
また、普段はスーパースポーツで峠を走るような遊び方をしていたのに、突然キャンプツーリングに興味がわくことだってあります。
そうなるとキャンプを快適にするためにアドベンチャーバイクに乗り換えるのも楽しいです。
どのバイクでもいろいろな遊び方や使い方をすることはできますけど、やはりジャンルに合わせたバイクにすると快適性は上がります。
生活環境に変化があったり、別ジャンルの遊び方に興味がわいたら使用用途に合わせたバイクに乗り換えてみてください。
何年くらいで乗り換え?
乗り換えに年数は関係ないですけど、しいて言うなら3年くらいがオススメです。
購入したときの状態や使用頻度にもよって話はぜんぜん変わってくるので一概には言えないですけど、3年もたてば走行距離も増えてくるし、消耗品の交換も多くなってきます。
1年で乗り換えはバイクを楽しみきれてないので、もったいない気もしますし、5年で乗り換えはちょっと長いので途中で飽きてしまう可能性もあります。
もちろん半年で乗り換える人もいれば、10年以上乗り換えない人だっています。こればっかりは人それぞれなのでなんとも言えません。
僕の体感的にもだいたい3年くらいで「乗り換えたい病」が発生します。
なので年数を乗り換えの目安にするのであれば、3年くらいにしておきましょう。
乗り換えにオススメな走行距離
3万kmまでくらいを目安に乗り換えを検討してみてください。
走行距離は短ければ短いほど買取価格は高くなるので、乗り換えの金銭的な負担は少なくなります。
なので、3万kmを超えてしまうと大きく買取価格が下がってしまう傾向にあるので、損をしてしまう可能性があります。
買取業者も買取したバイクを販売しなければいけないので、走行距離が多いバイクは販売しにくくなり在庫のリスクなども考えると安く買取するしかありません。
走行距離でバイクの状態を全て判断できるわけでもないですけど、ある程度の目安にはなる数値であるのは事実です。
走行距離は買取価格に大きく影響するものなので、乗り換えをしようとしているなら無駄な走行をしないのも大事です。
ローン返済途中でも乗り換えは可能
ローンを払い終わらないと乗り換えができないと思っている人もいると思いますけど、問題なくできるので安心してください。
買取業者によってはローン返済途中だと買取してくれないこともありますけど、大手で有名なバイク王やレッドバロンのような会社であれば大丈夫です。
もちろんローンを払い終わってから乗り換えた方が気持ちがいいですけど、その間にもバイクは劣化していき買取価格も下がってしまいます。
なので、ローンのあるなしは、そこまで気にしないで乗り換えてしまいましょう。
関連記事>>>ローン返済途中でもバイクを乗り換える方法【ローン中でも売れます】
乗り換えは早めがいい理由
この記事では乗り換えにベストなタイミングをテーマに解説してきましたけど、「そんなに待てない」「今スグに乗り換えたい」と思うなら、それもまた賢い選択ではあるので安心してください。
「新しいバイクが欲しい」などの理由で乗り換えたいならスグに行動してください。
なぜなら
買取価格は日々下がっていくものです。
半年もたてば走行距離も増えますし、消耗品も減ります。
雨が降ればサビも発生して劣化もしていきます。
立ちゴケすればキズもつきますし、レバーが折れることもあります。
事故をおこしてしまえば、買取価格は大幅に下りますし、盗難されてしまえば売却することはできないので、乗り換えの金銭的な負担は大きくなります。
バイクに乗っていれば、なにがおきてもおかしくない状況です。
そして、乗り換えを先延ばしにしても、買取価格は下がっていくのに、新しいバイクの購入価格は変わりません。
例えば、新しいバイクが100万円で販売されているとします。
- 今なら80万円で売却できるので新しいバイクは20万円で購入できます
- 1年後は60万円で売却できるので新しいバイクは40万円で購入できます
乗り換えを先延ばしにしたことにより20万円も損をしてしまうことになります。
ベストなタイミングを見つけて乗り換えることも大事ですけど、あまり先延ばしにしても無駄な出費が増えてしまうことも事実です。
バイクへの愛着やもったいない気持ちなどがあるので難しい問題ではありますけど、買取価格の事を考えると、なるべく早めに乗り換えた方が賢くてお得です。
乗り換え方法
乗り換える方法は大きくわけて2パターンになります。
- 新しいバイクを購入する店舗で下取りしてもらって乗り換える
- 買取業者に売却して新しいバイクは別の店舗で購入して乗り換える
「下取り」と「買取」の違いですね。
下取りはバイクの売却と購入を同じ店舗でするのは乗り換えは圧倒的に楽ですけど、下取り価格は安いと言われてます。
買取で乗り換える場合は売却と購入を別々にするので、ちょっと面倒に感じます。
ですが、買取業者を自由に選ぶことができるので、出張買取のような高く買取してくれる業者に売却することができます。
両方ともメリット、デメリットがあるので、どちらがいいとは言いきれないですけど、金銭的なことで考えると「買取」のほうが有利なことが多いです。
なので「絶対にお得に乗り換えたい」と思うのであれば出張買取で売却することも視野にいれておきましょう。
関連記事>>>バイクの「下取り」と「買取」の違い【下取りでも高額査定は可能】
賢く乗り換える手順
賢くお得に、そして楽に乗り換えたいのであれば、下取りで高額査定になる状況が望ましいです。
なので、このような状況になるように頑張ってみましょう。
- オンライン査定
- 新バイクの購入店で査定
- 出張買取で査定
- 再度、購入店に行き交渉
このような手順で行動してみてください。
①オンライン査定
まずはオンライン査定で、ある程度の査定額を判明させましょう。
自分のバイクがいくらくらいで売却できるのかを知っておくだけで安く買い叩かれる心配が少なくなります。
この査定額は買取上限金額だったりするので、実際の査定額とは違いますけど、参考にもなるし、交渉の材料にもなります。
バイク王の「無料お試し査定」が便利なのでうまく活用してみてください。
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どのみち、実際に査定してもらうことになるので、そのまま買取の申し込みまでしても大丈夫です。
②新バイクの購入店で査定
次は、新しいバイクを購入する店舗に行って査定してもらいましょう。
ここでポイントとなるのが、まだ購入はしないでください。購入をするかしないかは、交渉の最後の切り札になります。
下取り価格が高くて納得いくような金額であれば、そのまま話しを進めてもらってかまわないですけど、たぶん安いのでガッカリすると思います。
欲しいバイクを見ると気持ちが高ぶってスグにでも購入したくなってしまいますけど、そこはグッとこらえて、いったん帰りましょう
③出張買取で査定
新しいバイクを購入する予定の店舗で査定をしたあとは、高額査定の可能性がある出張買取で査定してもらいましょう。
バイク王のような出張買取であれば下取り価格より高くなることはよくあります。
出張買取は出張料や査定料は無料なので「査定だけ」で帰ってもらっても一応大丈夫です。
が、買取業者も無駄足になってしまうことも事実なので、必ず買取の申し込みをする段階で「査定だけ」であることを伝えてください。
もし下取り価格が上がらなくて圧倒的に出張買取の方が高く買取してくれそうなら、再度、買取を依頼することを約束して帰ってもらいましょう。
④再度、購入店に行き交渉
出張買取の査定額が判明したら再度、新しいバイクを購入する店舗にいき下取り価格の交渉をしてみてください。
- 「〇〇社であれば50万円で買取してくれるみたいです」
- 「同じ価格で下取りしてくれるなら、即決でバイクを購入します」
このように他の買取業者と比較することによって下取り価格の交渉ができます。
販売店側も「新しいバイクを買ってくれるなら」と思って下取り価格を上げてくれる可能性があります。
このような流れで査定をして他社と比較することによって下取りでも出張買取と同じような金額で売却することができます。
絶対に下取り価格が上がる方法とは言いきれないですけど、チャレンジしてみる価値はある方法なので、ぜひやってみてください。
下取り価格が上がらない
「賢く乗り換える手順」で解説した方法で下取り価格が上がらないようなら、迷わず出張買取で売却する方法に切り替えましょう。
下取りはその店舗の在庫状況や得意なジャンルなども影響してくるので、価格が上がらない時はいくら粘っても上がりません。
乗り換えの手軽さやスムーズさで下取り価格を妥協するのも賢い選択ではありますけど、金銭的なことだけで考えれば圧倒的に出張買取の方がオススメです。
下取り価格が上がらなくて悩むようなら出張買取で高額査定を狙ってみてください。
バイクを高く売る方法は【徹底解説】バイクを高く売る手順【高額査定にするコツや注意点】で詳しく解説しているので参考にしてください。
今回は以上になります。
バイクの乗り換えはお金が大きく動くタイミングなので、なるべく損をしないようにすれば気持ち良くスムーズにできます。
この記事を参考に賢くお得に乗り換えできれば幸いです。
買って1年くらいしかたってないから、まだ乗り換えは早いよね?
なるべくお得に乗り換えたいけど、どんな方法があるかな?