風が強いときはかんたんにバイクは倒れます。そしてバイクはなにかしらダメージを受けます。
風で倒れるときはいっきにバタンと倒れるので、たちゴケよりダメージが大きくなることが多いです。
なので、バイクを壊さないためにも風が強い日は倒れないように保管する必要があります。
私が今バイクを置いてる駐輪場は風の影響を受けやすい場所で、引っ越して初めての台風の日にバイクを倒してしまいましたが、その後はしっかり対策するようにしたので倒れたことはありません。
このような経験から強風でバイクを倒さない方法を紹介していきたいと思います。
バイクが倒れる方向
強風対策のまえにバイクが倒れやすい方向について説明しておきます。
これを理解してないと対策のイメージができないと思うので覚えておきましょう。
バイクはサイドスタンドがない方向に倒れやすいです。
サイドスタンドがない方向は倒れやすい
これを基準に対策方法を考えていきます。
バイクはサイドスタンドがある方に傾いているからそっち側に倒れやすいのでは?と思うかもしれないですが、逆です。
実際にバイクに触って確かめてみましょう。
サイドスタンド側に押してもなかなか倒れません。もちろん全力で押せば倒れます。
ですが、逆方向に押してバイクを直立させてみましょう。たいしてチカラはいらないですよね?
バイクが直立までいったら、あとは倒れるだけです。
バイクはサイドスタンドの逆に倒れやすいことを覚えておきましょう。
サイドスタンド側に倒れることもある
倒れにくいだけで、倒れることもあります
荷箱をつけている
サイドスタンドがあがる
風でバイクが動けはサイドスタンドが勝手に解除されてしまうこともありますし、風が強ければ倒れます。
バイク便のような大きな箱を積んでいると風の抵抗を受けやすいので注意してください。
私もバイク便時代に何回も倒してます。
サイドスタンド側にも倒れる可能性があることも覚えておいてください。
風でバイクを倒さない方法
ギアを1速にいれる
壁によせる
紐で固定する
サイドスタンドで止める
サイドスタンドカバーをつける
リフトアップスタンドをつける
このような対策方法があります。
全部をやる必要はないですけど、バイクを置いてる場所や状況にあわせて、できそうなことをやっていきましょう。
では、それぞれ解説していきます。
バイクカバーを外す
バイクカバーは風の抵抗を大きく受けてしまうので、必ず外してください。
バイクは風に押されて倒れるので、風の抵抗をどれだけ減らせるかがポイントになります。
イメージしやすいのが、風が強いときの傘です。人生で1度は風で傘を壊した経験がありますよね?
風が強くて傘がなければなんとか歩けるけど、傘が邪魔でぜんぜん前に進めないです。あげくのはてに傘がひっくり返って壊れます。
これと同じように風のチカラを受けてしまうのがバイクカバーです。
雨が降っていてもバイクカバーは外す
台風で雨が降っていてもバイクカバーは外してください。
バイクが風で倒れる
どちらもイヤですけど倒れて壊れる方がイヤなはずです。
バイクは雨に濡れても大丈夫な作りになってるので、倒れるよりかはダメージが少ないです。
雨で濡らしたくない場所はマフラーの中ととカスタムしてあるむき出しのエアーフィルターなので、雨がかからないようにしておきましょう。
ギアを1速にいれる
バイクが動かないようにするためにギアを1速に入れておきましょう。
風でバイクが動くとサイドスタンドが上がってしまう可能性があります。
ギアを入れておけば後輪は動かなくなるので勝手に進むことはないです。
フロントブレーキもロック
前輪も動かないようにしましょう。
後輪はギアを入れてロックして、前輪はフロントブレーキでロックします。
やり方は輪ゴムやヘアゴムでブレーキレバーとグリップにかけてブレーキを握っている状態にすればOKです。
かんたんなのでやっておきましょう。
壁によせる
壁は風よけにもなるし、倒れそうになっても壁が支えてくれます。壁に沿わせて置くイメージです。
壁からは風は吹いてこないので、反対側の風だけに注意して対策することができます。
バイクの向きはどちらでも大丈夫です。スペースの問題もありますが、できれば壁側にサイドスタンドがくると倒れにくいです。
しかし、壁ギリギリに置くのが難しいです。
壁とバイクの間に人間が入るスペースがないといけないし、サイドスタンドをかけたときの傾きも計算しないといけません。
あらかじめサイドスタンドをだしておいて逆側からやる方法もありますけど、傾き計算をミスると壁にバイクがガリガリといってしまいます。
駐輪スペースも考えてバイクの向きは決めましょう。
壁ギリギリに置く
サイドスタンドがない方を壁側にするとギリギリに置くことができます。
私は駐輪スペースとやりやすさから、こちらの方法をよくやります。
完璧にギリギリを狙うとサイドスタンドを出すときなんかに壁にガリッといくので注意してください。
この置き方のデメリットは壁側に倒れる可能性があることです。
壁があるので完全に倒れることはないですが、壁にぶつかってバイクを傷つけてしまいます。
壁とぶつかりそうな場所はタオルなどをあてがっておけば傷がつきにくいです。
紐で固定する
電柱やガードレールに紐で固定しましょう。
わかりやすく電柱やガードレールと書いてありますが、公共のものに勝手に紐で固定するのは違法なはずなので気をつけてください。
ようするに風でかんたんに動かないものに、バイクを紐で固定すればいいだけです。
紐じゃなくても100円ショップで売ってるゴムバンドのようなものでも十分に効果はあります。
できれば両サイドに引っ張るように固定できるのがベストですけど、無理ならサイドスタンド側にだけでもOKです。
固定する場所がない
おもりを使って固定しましょう。
2Lペットボトルや灯油をいれるポリ容器で大丈夫です。
おもりとハンドルあたりを紐でつなげるだけでも効果はあります。
サイドスタンドで止める
センタースタンドは倒れやすいのでやめましょう。
安定してて倒れにくそうですが、風には弱いです。
バイクが直立している状態なので、どちらかにちょっと傾いたらすぐ倒れますし、後輪も浮いているので不安定です。
サイドスタンドの方がバイクは倒れにくいです。
サイドスタンドカバーをつける
バイクを停めている場所が砂利や土ならサイドスタンドカバーをつけましょう。
木の板とかを置くだけでも大丈夫です。サイドスタンドが地面にめり込まなければいいだけです。
雨で地面が緩んでいる状態で風で押されると、サイドスタンドがめり込んでどんどんバイクは傾いていきます。
バイクが傾いていけば、そのぶん倒れる確率があがります。
バイクを置く場所にも注意してください。
リフトアップスタンドをつける
チェーン清掃のときなどに使うリフトアップスタンドを持っていればつけておきましょう。
上記で紹介している方法を何個か組合せていけば強風対策はほぼ大丈夫なはずですが、せっかく持っているなら活用しましょう。
後輪を浮かすときと使い方は同じですけど、タイヤは浮かさない程度に突っ張ってください。
これだけでも風に強くなります。
駐輪場の状況によっては上記で紹介した方法が難しいなら、リフトアップスタンドを使ってみましょう。
チェーン清掃が楽になるので持っておいても損はないアイテムです。
今回は以上になります。
風でバイクが倒れているとたちゴケしたときよりも悲しい気持ちになりますし、他のバイクを傷つけてしまう可能性もあるので、しっかり対策しましょう。
倒れたらバイクは壊れるよね?
雨が降っていてもバイクカバーをかけてはダメなの?本当はどっち?
風でバイクが倒れなくする方法を教えてください