冬のバイクは本当に寒いので、バイク乗りにはツライ季節になります。
普段着のままでバイクにのることは不可能なので、防寒着などをそろえていかないといけません。
しっかりと防寒対策ができれば冬でも十分にバイクを楽しむことができツーリングにいくことも可能です。
この記事を書いている私は、1年中バイク通勤で、寒い冬でも毎日バイクに乗っています。
通勤なので冬でも特に寒い朝方や夜に走ることが多いですが、なんとか寒さをしのいでバイクに乗ってます。
このような経験から冬にオススメの服装を書いていくので参考にしてみてください。
- 冬のバイクでオススメの服装
- 寒くならないようにするコツ
冬のバイクでオススメの服装
この記事では私が実際に冬に着ているものを基準に書いていきます。
- インナー
- 薄手のダウン
- 作業用ジャンパー
- イージス透湿防水防寒スーツ
- インナー
- 長ズボン
- オーバーパンツ
- TEMRES
- 透湿防水ライディングシューズ
こんな服装で走っています。
ほとんどのものをワークマンで買っているので作業用の商品をよく使っています。
防寒着はワークマンで安く買えるので、あまりバイク用品にお金をかけたくなくて買う場所に困ったらいってみてください。
関連記事:バイクの防寒着を買うならワークマンが最強【イージスは必須】
この記事では気温は0〜5℃の中を通勤で走ることをイメージして書いていきます。
東京で1月の朝方だとこのくらいになることもあります。かなり寒いです。
では、それぞれ解説していきます。
上半身の防寒
まずは防寒のメインとなる上半身からそろえていきましょう。
上半身は風を多く受ける場所になるので、4〜5枚は重ね着したいところです。
私の服装を参考にいろいろ選んでみてください。
インナー
保温力を高めるためにインナーを着用してください。
体が発した熱が外に逃げないようにする効果があるので防寒するためには重要なものになります。
肌に直接触れる服になるので、肌ざわりがいいものを選ぶと快適です。
- 発熱性
- 保温性
- 速乾性
このあたりをウリにしている商品を選んでいきましょう。
意外と重要なのが「速乾性」です。
冬でも汗はかくので、蒸気で湿った服が冷えると体温をうばっていき寒くなってしまうので、すぐに乾いてくれるものがいいです。
そしてインナーは薄手ものをオススメします。
インナーの上にいろいろ着ることになるので薄手ではないと着ぶくれしてしまい動きずらくなってしまいます。
インナーは直接肌に触れる重要な防寒着なので普段着の長袖のシャツなどで妥協しないで、機能性が高いものを買いましょう。
薄手のダウン
保温性をより高めるために薄手のダウンがオススメです。
有名なものではユニクロの「ウルトラライトダウン」のようなものがあります。
薄手なので着ぶくれ防止にもなりますし、保温性もバツグンです。
インナーの上はアレンジがしやすく、私はいろいろなものを使用してます。
- ロンT+作業用ジャケット
- ロンT+フリースベスト
- フリースジャケット
- 薄手のダウン
- インナープロテクター
この中でも1番暖かくて、動きやすいのが薄手のダウンかな?という感じです。
気温や気分によって変えています。
そして、私の場合プロテクターを着ける時は、このタイミングで装着します。
冬はどうしてもモコモコになってしまうので、一番外側にプロテクターを装着するのが難しくフィット感もないので、インナープロテクターを使用することが多いです。
防寒性能はそこまで期待できないですけど、安全のためにはしょうがないです。
冬のバイクでプロテクターを使用したいなら服の下に装着できるインナープロテクターがオススメです。
インナープロテクターについては別の記事で解説しているので参考にしてみてください。
関連記事:服の下に装着するバイク用プロテクター【普段着スタイルで安全】
作業用ジャンパー
通称「ドカジャン」と呼ばれるもので、工事現場や運送業の人がよく着ているヤツです。
裏地がボア素材になっているので、とても暖かいです。
私はガテン系なのでドカジャンで問題ないですけど、普通の人は恥ずかしくて着れないと思います。
なので、普段着のダウンやプロテクター付のバイク用ジャケットを着ても大丈夫です。
バイクではなく普段の生活ならこのくらいの防寒で、なんとかなりますけど、バイクとなるとさらにもう1枚上に着たいので、あまりモコモコにならないくらいにしておきましょう。
次に説明するイージス透湿防水防寒スーツとあわせて考えたいところです。
イージス透湿防水防寒スーツ
ワークマンで買える最強の防寒着です。
最終的に上半身はコレを着ればなんとかなります。
- 防寒性
- 耐水性
- 透湿性
これらも文句のないレベルです。
かんたんにいうと寒くなくて、ちょっとの雨なら問題なく、蒸れにくい、という感じです。
意外と重要なのが蒸れにくいというところです。
どんなに防寒性が高くてもジャケットの中が蒸れてしまうと、それが冷えてしまい寒くなります。
もちろんバイク用ジャケットでもおなじくらいの性能のものもありますけど、値段が2〜3万円くらいで高いです。
イージス透湿防水防寒スーツなら6,800円なので無理せず買えます。
私のバイク通勤の快適さを大きく変えてくれた商品なので、ぜひ試してみてください。
下半身の防寒
下半身も上半身と似たような感じで防寒対策をしていきます。
上半身は4枚の重ね着でしたが、下半身は3枚で大丈夫です。
あまり重ね着しても動きにくくなってしまうので注意してください。
インナー
タイツやレギンスなどと呼ばれるものです。
上半身のインナーと似たような感じなので細かい説明ははぶきますけど、1つだけ注意したいポイントがあります。
なるべく体にフィットするサイズがいいです。
体にピッタリくっついていないと保温力が下がってしまい冷気が入ってきたときにすぐ冷たくなってしまいます。
バイクに乗っているとズボンの裾がめくれ上がってしまい、そこからガンガン冷気が入ってきてしまい一気に寒くなります。
保温力を高めるために体にフィットしたものを使用しましょう。
長ズボン
ズボンは普段着やバイクに乗るとき用のものがあれば、それで大丈夫です。
ジーパンやプロテクター付きのパンツでもお好みのものを選んでください。
ズボンに関しては、とくに防寒力は求めていなくて、バイクから降りたあとのほうを重視してます。
あまり防寒性や保温性が高いものをはいてしまうと歩いて移動したときに蒸れてしまいます。
上半身なら衣類の脱着がかんたんにできて、体温調節や蒸気を逃がすこともできますが、下半身となると難しいです。
とはいえ長距離ツーリングで歩くことよりバイクでの移動のほうを重視するなら防寒性は高めたいポイントです。
通勤くらいなら普通のズボンで、ツーリングなら防寒性があるものなどと使いわけましょう。
オーバーパンツ
下半身の最後はオーバーパンツです。
オーバーパンツはジーパンやチノパンの上にはく防寒用のパンツです。
ここではオーバーパンツと書きましたが、実は上記でも紹介したイージス透湿防水防寒スーツは上下セットになっているので、オーバーパンツもついてます。
イージス透湿防水防寒スーツ以外にもサイドがフルオープンになって脱着しやすいものやプロテクター付きもあるので探してみましょう。
手の防寒
ハンドルカバーやナックルガードを付けていないと風が直接あたってしまい手が冷えてしまいます。
手が冷えると操作もしにくくなり運転に支障がでます。
かといって、何枚も重ね着ができる場所でもないので、高性能なもので防寒しないといけません。
「アクセル」「ブレーキ」「クラッチ」などのバイクを運転するのに重要な場所なので、しっかりと防寒対策したい場所です。
TEMRES
冬のグローブはテムレスをオススメしてます。
テムレスは、もともと寒冷地での作業用手袋で寒さに強い作りになっています。
防寒グローブとなるとスキー、スノーボードで使用するようなモコモコしたものをイメージしてしまいますが、テムレスは薄くて、素材も柔らかいので操作もしやすいです。
ゴム素材なので風はぜんぜん通さないし、「透湿性」「防水性」をかね備えているので防寒性能も高いですし、ムレないので手が冷えにくいです。
最初に見たときはインナーグローブでもつけて2重にすれば大丈夫かな?と思いましたけど、実際に使ってみたら意外とテムレスのみで冬をこすことができました。
プロテクター付きではないのでコケたときの不安はありますが、値段が安くコスパがいいのでオススメしたい商品です。
関連記事:【バイク】防寒テムレスがTEMRESに進化!変更点は?【スノボ】
足の防寒
厚手の靴下を履いて風を通しにくい靴を履けば大丈夫です。
靴はメッシュで風通しがいいようなものでなければ、寒さに耐えることができるのでなんとかなるかな?という感じです。
靴を選ぶポイントとしてはくるぶしまで隠れているものが安全で防寒力も高くなります。
くるぶしくらいまでの高さがないと、足首あたりに風があたり体が冷えてきます。
冬は通勤くらいでしかバイクに乗らないので安全靴などで走っていますが、どうしても寒いようならブーツカバーで防風対策をするような技でのりきることもできます。
私は冬の靴に関してはあまりこだわりはないですが、オススメの商品はあるので紹介しておきます。
透湿防水ライディングシューズ
通勤などでは、すぐにボロボロになってしまうのでたまにしかはかないですけど冬のツーリングではゴールドウィンの「Gベクターライディングシューズ」をよく使ってます。
透湿性と防水性がある靴なので、防風性も高くムレも軽減できて足元が冷えにくいので快適です。
防水性もあり、ちょっとくらいの雨なら問題なく走行できるので、冬だけではなくほぼ1年中使うことができます。
冬に足が寒いと感じるなら「Gベクター」のような透湿防水ライディングシューズがオススメです。
寒くならないようにするコツ
冬にバイクを楽しむなら服装も大事ですが、寒くならないようにするコツも大事です。
コツを3つほど紹介しておきます。
服の中に風が入らないようにする
ジャケットの中に冷気が入ってくるとどんなに高性能な防寒着を着ても寒くなってしまうので、風が入ってこないように防寒してください。
- 首
- 手首
- 足首
- 腰
このような場所から風がはいってきて体を冷やしてしきます。
冷たい風がはいってしまえば、どんなに防寒力が高いジャケットを着ていてもどんどん寒くなっていきます。
- ジャケットのドローコードを調節
- オーバーパンツの裾の長さ
- ジャケットの襟の長さ
- グローブの付け方
このあたりに注意しながらジャケットの中に冷気がはいりこまないようにしてください。
全身の防寒をおこたらない
防寒は全身まんべんなく、おこなってください。
どこか1部分でも防寒があまいと、そこからどんどん体が冷えていきます。
どんなに高性能なジャケットを着ていてもグローブの防寒力が低ければ、そこからどんどん体が冷えてしまいます。
全身を高性能な防寒用品でそろえられることが望ましいですが、金銭的にはキツくなってしまいます。
なので、つける場所によっては見た目は妥協して性能がいい安いものを購入するなどして、うまく全身をコーディネートしてください。
休憩を多くとる
ツーリングなどで長距離を移動するなら、こまめに休憩してください。
バイクで走っているだけだと体が冷える一方です。
バイクから降りて歩くだけでも体を温めることはできます。
- 温かい飲み物を飲む
- ご飯を食べる
- 歩く
- 小走り
- お湯で手を温める
休憩となればバイクから降りて歩くことになり体も温まるし、ご飯やコンビニでおやつを食べるだけでも、ちょっとは回復します。
トイレにいったときはお湯で手を洗うと、ガチガチに冷えきった手を素早く回復させることができます。
温かくて気持ちいいですけど、あまり長いこと手洗い場を使っていると迷惑なので、ほどほどに。
こまめに休憩をとり冷えきった体をちょっとでも回復させながらバイクを楽しみましょう。
人気記事:【安い】ワークマンで買えるバイク乗りにおすすめの商品10選
人気記事:バイクを売るときの手順【高く売るためにやるべきことを徹底解説】
防寒着を買うときに気をつけるポイントはありますか?
寒くならないコツとかあるの?
冬のバイクでオススメの服装を教えてください